縄文前期の巨大祭祀場 阿久
2023.9.9~2024.1.8
イベント
阿久遺跡は、長野県を横断する中央自動車道の建設工事に伴い緊急発掘されるなかで全国的に類例のない縄文前期で最大級の大集落と判明、立石・列石遺構を中心する祭祀的な大環状集石群は日本初の発見として注目され、埋没保存されました。1979年には縄文前期の文化を知るうえで極めて貴重なものとして国史跡に指定。出土した遺物のほとんどは原村埋蔵文化財収蔵庫に保管され、八ヶ岳美術館(原村歴史民俗資料館)と長野県立歴史館でその主要な遺物が展示公開されました。
このたび、5点の土器と玦状耳飾など95点の石器・石製品などの考古遺物が県への貸出しから返還されたことを記念し、阿久遺跡の資料を中心に、縄文前期の諏訪地域の主要な遺跡である武居遺跡・十二ノ后遺跡・坂平遺跡や阿久遺跡に隣接する阿久尻遺跡、八ヶ岳南麓の堰口遺跡などの土器等を展示。縄文中期の繁栄へとつながる縄文時代前期の阿久遺跡の位置づけについて、多角的な観点から紹介いたします
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展覧会名称 「縄文前期の巨大祭祀場 阿久」
会 期 2023年9月9日(土)~2024年1月8日(月・祝)
会 場 八ヶ岳美術館(原村歴史民俗資料館)
主 催 八ヶ岳美術館、原村、原村教育委員会
協 賛 スワテック建設株式会社、諏訪信用金庫、たてしな自由農園
協 力 一般社団法人大昔調査会
入館料 大人(高校生以上):510円(460円)、小中学生:250円(200円)
※()内は20名以上の団体料金。
諏訪6市町村内の小中学生は学生証や図書カードなどの提示により無料で入館できます。